生前整理をはじめる完全ガイド|神奈川の粗大ごみ事情・費用感・進め方

2025.09.18
片付け

生前整理は「片づけ」ではなく「資産と記憶の棚卸し」

生前整理は、持ち物を減らすだけではありません。通帳や保険、年金書類、デジタル資産、相続の希望、思い出——これらを使う/手放す/託すに仕分け、家族への負担を減らす“未来志向の備え”です。

brown wooden house near bare trees during daytime

目安となる費用感(業者利用の場合)

荷物量・作業人数・養生や車両台数で変動しますが、目安として1R・1Kで3〜8万円、2DKで10〜18万円、戸建ては30万円超になるケースもあります。相見積りと現地確認が肝心です。
横浜市は粗大ごみ処理券(200円・500円などを組み合わせ)で手数料を納付し、収集予約が必要です。鎌倉市は300円/600円/1,200円のシール区分で、事前予約のうえ購入します。自治体により券種や申込方法が異なるため、作業計画に組み込みましょう。

片づけの順番とコツ

紙モノ→お金→想い出の順で
まずは保険・年金・預金・不動産・パスワード台帳など、価値や権利に直結する書類から。つぎに現金化できる物(貴金属・ブランド品・未使用切手等)、最後に写真や手紙など感情の整理が要る品へ。判断に迷う思い出品は「保留箱」を作り、90日ルールで見直すと進みます。

「捨てない出口」を複線化
寄付、リユース、自治体収集、解体・産廃など複数の出口を用意。湘南エリアはサーフボード等が「処理困難物」扱いになる自治体もあり、事前確認で当日の滞りを防げます。

デジタルの生前整理

主要SNS・メール・クラウドのアカウント一覧表を作成し、端末ロック・2段階認証の解除手順をメモ。写真は年ごとのベスト30に絞って外部保存。家族と共有し、遺言・エンディングノートと連動させます。

まとめ

「いつか」は「今日」からに。小さな引き出し一つから、次の暮らしが軽くなります。

一般社団法人かながわ終活サポートセンター代表の関口です。終活全般のお悩みにお答えいたします。

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