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相続した土地を売却する際、慌てないために知っておきたい「測量」について

不動産

逗子市を中心に湘南エリアで不動産売買の仲介を行っている、TERASSの小林と申します。逗子市空家アドバイザーとしても活動しています。私はこれまで20年以上、不動産業界に携わってきました。家の売り買いは、多くの方にとって一生に一度あるかないかの大きな出来事です。だからこそ、不安を少しでも減らし、安心して進めていただけるお手伝いができればと考えています。


古い家、相続したご実家を売却する際、「測量が必要です」と言われて戸惑われる方は少なくありません。今回は、土地の売却時に重要となる「境界明示のための測量」について、できるだけ分かりやすくお話ししたいと思います。

相続に伴う空家の売却では、戸建や土地の取引が中心になります。その際、売主様にお願いすることの一つが「測量」です。測量とは、土地の広さや形、そして隣地との境界を正確に確認する作業のことです。

売却広告に「〇〇㎡・〇〇万円」と記載されている面積が、どこからどこまでを指しているのかを明確にするためにも、測量は大切な役割を果たしています。境界がはっきりしていないと、後々トラブルになる可能性があるため、事前に確認しておくことが安心につながります。

測量が必要かどうかは、土地の成り立ちによって異なります。逗子や葉山の中でも、古くから住宅が建ち並ぶ地域では、昭和の時代に一度測量が行われ、石杭などの境界標が設置されているケースが多く見られます。そういった場所で、建替えや外構工事の際に、境界標が壊されたり、見えなくなってしまっていることも少なくありません。

逗子市では、分譲から50年以上経過している久木のハイランドや小坪の亀ヶ岡団地、桜山の葉桜団地、池子のアザリエ、沼間のグリーンヒル等でも開発・分譲当初はちゃんと境界があったのにいざ売却しようとして見てみると見つからないというお話もよくあります。境界標が確認できない場合、売却前に測量を行い、隣地の方と確認しながら境界を再度明らかにする必要があります。測量費用は土地の広さや条件によって異なりますが、30〜60坪程度の四角の土地で40〜50万円ほどかかることが一般的です。

2000年頃以降に分譲された土地では、金属プレートの境界標が残っていることも多く、すべて確認できれば測量をせずに売却できる場合もあります。ただし、境界が不明確なままだと、住宅ローンを利用する買主様の場合、金融機関の条件を満たせず、売却が進みにくくなることがあります。

境界標は、目立たない存在ですが、土地取引の安心を支える大切なポイントです。すぐに売る予定がなくても、一度ご自宅の境界がどこにあるのかを確認してみることで、将来の備えになります。相続や売却を考え始めたタイミングで、ぜひ気に留めていただければと思います。


一般社団法人かながわ終活サポートセンターは各分野で活動する地域密着の専門家たちが集まり、終活にまつわる情報を発信しています。気になるテーマや知りたいことなどありましたら、お気軽にお問い合わせください。講演会や個別相談会も随時行っておりますので、ご自身の終活に役立てていただけたらと存じます。

宅地建物取引士・逗子市空家アドバイザー

大手住宅メーカー・大手仲介会社にて300件以上のご成約を担当し、“後悔しない家選び”をサポートしてきました。長くこの地域に関わってきた経験を活かし、“今と未来の暮らし”を見据えた住まい探しをお手伝いします。

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